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MFMAJインタビュー:ベジプロジェクトジャパン代表 川野陽子(かわのはるこ)さん

「ベジタリアンの選択肢が当たり前である日本にしたい!」との思いで、大学・飲食店・自治体などでのベジメニュー導入やベジ認証、ベジマップ制作、イベント開催等々、精力的に活動されているNPO法人「ベジプロジェクト・ジャパン(通称:ベジプロ)」。今回は、その「ベジプロ」の代表であり、「ミートフリーマンデー・オールジャパン」創設メンバーの一人でもある川野陽子(かわのはるこ)さんにお話を伺いました。
川野さんは、大阪出身。京都大学在学時にベジタリアンになり、その後、1年間ヨーロッパで滞在し、帰国後、修士研究をしながら「ベジプロ」を立ち上げ、京都大学の学食へのベジメニュー導入を実現させるなど、並々ならぬ行動力の持ち主。卒業後も、その持ち前の行動力でベジ関係の活動を続け、2015年、ついにポールへのインタビューも実現させてしまったというスゴい方です。

それでは、以下、川野さんとのやりとりです。

●ポール・インタビュー実現までの経緯を教えてください。
当時私は既にベジタリアンで、ベジタリアンの良さをもっと多くの人にお伝えしたいと思っていました。また学生時代に始めた「ベジプロジェクト」という、ベジタリアン食を大学の食堂や飲食店に導入する活動を社会人になってからも続けていました。そしてもちろん、ポールがベジタリアンで、ベジタリアン普及の活動を熱心にされていることも知っていました。そんな中、2015年にポールの来日公演が決まり、ポールと何か一緒にできたら大きな発信に繋がると信じ、インタビューを企画しました。事前に色々と調整を重ねた上でようやくインタビューを実現させることができましたが、実現の背景として、ポールが、若い世代からベジタリアンの活動が始まっていることに深く共感してくれたようです。

●ポールに会ったときの印象はどうでしたか。
お会いした時の印象は、予想以上に素敵な方だと思いました。そしてもちろんですが、喋り方や目線など、プロだな~と感じていました(笑)。
インタビューは3人で質問をさせて頂いたのですが、そのうちの1人が途中で英語が飛んでしまい最初からやり直しになったんです。そんなハプニングでも、ポールは「これがロックンロールだ!(This is Rock’n roll!)」なんて言って場を和ませてくれました。また時間がない中でも落ち着いて、私たちに終始笑顔で接してくださって、とても親しみやすく優しい方でした。

●ビートルズやポールの曲で好きなものがあれば教えてください。
ビートルズの曲は、いくつか学校でも習ったり、よく耳にすることも多いので聴くたびに落ち着きます。しかし、コンサートでは「Maybe I’m Amazed」を聞いたときが一番感動しました。友人がピアノで弾き語りをしてくれたことがあり、それ以降自分でも歌詞を調べたり口ずさんだりしていたからでしょうか。歌詞もとても素敵ですし、ポール本人が歌うことで、さらに深い愛を感じました。

●ベジになったきっかけは何でしょうか。
もともと、食べなくていいなら動物を食べたくなかったです。私はブタや牛が、犬や人の子供と同じように可愛いと思うので。でも、健康のためには肉魚を食べることが当たり前と思っていましたし、美味しいお肉お魚料理がたくさんあるので、普通に食べていました。でも、大学時代に、動物性の物を食べなくても健康でいられることや、ベジタリアン食でも美味しいものがたくさんあることを知りました。さらに、肉食と地球環境の悪化や食糧問題も繋がっていること、さらに工場畜産と呼ばれる家畜の育て方も知りました。こういったことを少しずつ知る中で、ベジタリアンになろうと思いました。

●得意なベジ料理を教えてください。
最近はタイ料理にはまっていて、よく作ります。ヴィーガンのタイ料理のペーストさえ買えたら誰でも簡単に作れます(笑)。特別な日には時間をかけて全部手作りで作ったりしますが、なかなかできていません。だからペーストは便利!

●「ベジプロ」について紹介していただけますか。
私の大学(京都大学)は、国内外からたくさんの人が集まる大学でした。それなのに、(ほとんどの大学が今もですが)学食にベジタリアン対応のメニューがなかったんです。だからベジメニューを導入しようと思いベジプロジェクトを始めました。ベジメニューがあれば、ベジタリアンの人も学食を利用できますし、ベジタリアンでなくてもベジに関心をもつきっかけになると期待して、思いついたことは全部しました。ベジとは全く関係のない修士論文執筆の合間をぬって(笑)。そして本当にいろんな方のご協力のお陰で京大にはベジメニューがヴィーガン基準で今も常設されています。
これがベジプロの始まりですが、今ベジプロジェクトはNPO法人となり、他大学や飲食店、自治体でのベジメニュー導入やベジ認証、ベジマップ制作、イベント開催等をしています。直近では、居酒屋チェーンのお店や、上智大学さんはじめ私立大学にも認証やヴィーガンメニュー導入のサポートをさせて頂きました。ベジタリアンの情報メディアVEGETIME(http://www.vegetime.net/やyoutubeで動画配信(https://www.youtube.com/watch?v=Q1evfezGIps)もしています。ベジタイムTVで検索してくださいね!ポールのMeat Free MondayのチームもSNSでベジタイムTVを紹介してくれたんですよ!

●最後に、今後の抱負をお話しいただけますか。
ベジプロ発足当時から変わらず、ベジタリアンの選択肢が当たり前にある日本にしたいです。お肉、お魚の選択があるように、それに加えてベジタリアンというカテゴリーも。
自分1人の食生活が変わっても何もならないという人に時々出会います。でも、そんなことないです。たとえば1人が週に1日お肉をやめる(つまりMeat Free Mondayをする!)とどれくらいの数のウシ、ブタ、トリを食べなくて済むのか計算したことがあるのですが、日本人で(実際はもっと長いですが)80年の人生と計算しても130頭以上でした。魚をいれるともっとすごい数になります。それに、その130の命は、その何十倍もの穀類や野菜を食べて出来上がっています。考え方はそれぞれですが、私にとってその数は十分な理由でした。また、地球環境にも食糧問題にもベターなら、ベジタリアンの選択を増やすことに意味を感じられます。
色々話しましたが、美味しくて奥の深いベジタリアンというライフスタイルを試す人が増えたらいいなと思っています!

NPO法人べジプロジェクトジャパンHP
http://www.vegeproject.org/
ベジ情報を発信するwebメディアVEGETIME
http://www.vegetime.net/
ベジをPOPにビデオ発信!VEGETIME TV
https://youtu.be/3omjSu765e0
ポールマッカートニー氏へのインタビュー動画
https://www.youtube.com/watch?v=Q1evfezGIps